おはようございます。
 2019年度が始まりました。今年もいろいろなことが変わります。まず頭の中に思いつくのは、先日発表があった元号ではないでしょうか。そして、K3学年の生徒を最後に大学受験のシステムが変わります。大学入試制度改革により、K2学年の生徒からは、学力だけが評価される入試ではなくなります。そして、ここにいるすべてのみなさんに関係あるのが、夙川中学校・高等学校が会下山に移転して、須磨学園が運営する学校に変わりました。今までとは違うことがあるので、最初は戸惑うと思いますが、早く学校生活に慣れてください。
 さて、夙川の教育目標は「個性を伸ばす」、「得意を伸ばす」です。生徒のみなさんのひとり一人をサポートして、みなさんの目標が実現できる学校にしていきます。そこで、みなさんにお願いがあります。この1年は、自分の得意にしたいものを探すために、学校の様々なプログラムに主体的に取り組んでください。勉強や部活動はもちろんですが、高校では研修旅行、中学ではキャンプ、文化祭、体育祭などの学校行事においても、自分に向いている事柄や将来やりたいことが見つかることがあります。得意なものを見つけるためにも、積極的に取り組んでください。

 最後になりますが、K3学年のみなさんは最上級生になりました。一方で夙川高等学校での学校生活が残り1年になり、卒業後の進路について本格的に取り組まなければならない時期です。高校を受験したときは、いつの時期から受験勉強を本格的に行いましたか。部活動を引退してから取りかかるのでは遅いです。明日からではなく、今日から進路目標が達成できるように、できることから積み上げていきましょう。来年の春にみなさんの夢が実現できることを願っております。

2019年4月5日 高校校長 淺尾 浩史