7月29日に三田市の神姫バスキッピ―スタジアムにて第70回全国高等学校軟式野球選手権兵庫大会が行われました。

そしてこの日は兵庫工業高校との試合でした。

高校三年生にとっては最後の大会。この日の為にどこの部活よりも練習し初戦突破、そしてベスト4目指して頑張ってきました。

 

約一年ぶりのキッピ―スタジアム。去年と違い緊張してる人はあまりいませんでした。

 

いよいよ試合開始です。 夙川は先攻です。持ち味を発揮すべく、攻撃を仕掛けていきます。

しかし三者凡退で交代となります。その裏の守りではランナーを三塁まで進めますが味方の好守備により無失点に抑えます。

二回表の攻撃、ランナーを二塁まで進め先制のチャンスを作りますが無得点に終わってしまいます。

二回裏の守り、先発投手が連続四球でランナーを塁にためてしまい、2アウト満塁のピンチの場面で走者一掃となるツーベースを打たれ一挙4得点失います。

しかしそのあとの三回の攻撃。9番の一年生がライトへスリーベースヒットを放ち、1番のキャプテンがスクイズを決め一点を返します。

そしてその回の守り失策と四球で2アウト満塁の場面でレフト前のタイムリーを打たれ2失点。左中間を破るタイムリーによりさらに2失点しました。

しかし4,5回の守りは先発投手が安定してきたのと味方の好守備もあり両者無得点に終わります。

次にゲームが動いたのが6回裏、失策が絡み1失点。そしてまたもや2アウト満塁の場面が訪れます。

ここで先発投手が踏ん張り切れず、2点タイムリーヒットを打たれ11-1のサヨナラコールドとなりました。

去年の歴史的一勝とはかけ離れたコールド負けとなり、初戦敗退となってしまいました。相手が格上とあって苦しい展開が多かったですがとても悔しい結果となりました。

 

 

これで高校三年生は引退となります。中学1年生から5年半、勝つ試合よりも負ける試合のほうが多かったですがその中でもこうして今のメンバーで野球をやれたことを誇りに思っています。この5年半で学んだこと経験したことはかけがえのないものです。この学び、経験を次のステージにいっても活かしていってほしいと思います。

この代は中学で44-0という圧倒的な大敗を経験した代です。そこから年月が経っていく内にだんだんとプレーが様になっていき、去年は先輩たちと初勝利を飾ることができました。そして新チームになって試合をしていく中で強豪校相手にも接戦できるチームにまで成長しました。この代では改めて「勝つ喜び」を知りました。今までは負けてばかりの試合でしたが勝てる試合も増えてきてました。これは単に自分達だけの力ではなく創部に携わってくださった先輩、先生方、そして応援してくれる学校のみなさんのおかげでもあります。

 

また、9月からは新チーム最初の大会である秋季大会が始まります。この敗北を糧にしてより多くの勝利を掴んでいってほしいと思います。そしてこれからの夙川野球部は敗北に流す涙より、勝つ喜びの笑顔で溢れるそんなチームになってほしいと願っています。

 

長くなってしまいましたがこの大会を応援してくださった全ての人に感謝申し上げます。

応援ありがとうございました。

そしてこれからの夙川野球部も応援よろしくお願いします。