いや良くないですよ。全く良くないですよ。寒いったらありゃしない。
…あ、どうもお久しぶりです、演劇・映画研究部です。
クリスマスも終わってしまったというのに、彼氏、彼女なんて縁もゆかりもない我らが演劇部。
冷えた左手を右ポケットにお邪魔させてくれるような、一緒に雪の絨毯に足跡の平行線を作れるような、そんな相手は一人もいないわけです。
ああ、書いているだけでも涙が出てきそうです。
しかしそんなことでへこたれる演劇部ではありません。寒いのなら部員全員の熱量でポカポカにすればいいのです。
そう、演技の熱量で。

2023年12月22日。クリスマス企画。大会以来の、演劇部の正念場です。
脚本は変わらず部員が一から創作し、照明、音響も紙に書き記し、準備は万端。
今回の作品は、私含む中学生3人と、高校生1人が役者として出演しました。中にはそれが初舞台だという部員も。
なので演技の練習の際は細かく、個人個人の癖や欠けている部分を補う形で指導を行いました。
なぜここまで部員たちが頑張れるのか。
理由は簡単、いつかに生徒会の誰かさんから言われた一言が演劇部の原動力になっていたんです。

「ステージ発表で、演劇部の時だけごっそりお客さんが減るねんよ」
……。
「演劇部諸君、見返してやろうじゃないかーーー!!!」
「おぉーーーーー!!!」

とまあ、そういうことです。一言で言うと、一部の部員の異常な意地です。

そして来たる当日。授業が終わったその瞬間に楽屋(仮)に飛び込み、衣装とメイクを施します。
私は初めてつけまつげとやらをつけたのですが、長さを少し間違えたのか、某ミュージカル風に。皆様もつけまつげを選ぶ際にはお気をつけ下さい。
そして本番がスタート。


作品の内容は詳しくはお伝えしませんが、シリアス系です。クリスマスにシリアス。ある意味勇者です。
そんなこんなで無事、公演は終了。見てくれた人には口をそろえて、
「演技がリアルで怖かった…(褒めてる)」「いろんな解釈ができて面白い!」
など嬉しい言葉をかけてもらいました。
そして…本日のメイン。初舞台の部員を盛大に祝った一枚です!

いい笑顔です。達成感って、人をこんなにも笑顔にさせるんですね。
ちなみにお客さんの数は過去一レベルで多かったです。我々の意地が勝ちました。
さて、これ以上書くと長くなりそうなので、今回はこの辺で切り上げておこうと思います。
それでは次回もお楽しみに、ごきげんよう。