誓いの言葉
 令和になって強い風が吹く日が続きましたが、ようやく近頃春らしい風が吹いてきたと感じます。まるで私達の門出を祝っているかのようです。本日、私達七名は、夙川中学校を卒業します。私達のクラスは入学者一人から始まりました。しかし、どんどん仲間が増えました。半分以上が柔道部に所属していたので、一人ひとりが個性豊かで、元気一杯で毎日笑いの絶えない明るいクラスでした。エネルギッシュなメンバーなので、個性や自己主張がぶつかり合い、意見があわなかったり、仲間割れしてしまう時期もありました。先生方によく叱られました。家族にもたくさん迷惑をかけました。しかし、そこから私達はたくさんのことを学びました。お互いに成長しあいました。そして、今ではとても団結力のあるクラスになったと思います。思い起こすと、色々な事がありました。たくさん辛いこともありましたけれども、今思うと楽しい思い出ばかりが蘇ってきます。「仲間にまさるものはない」この三年間で、たくさんの経験をして仲間の大切さや仲間と共に支えあうこと、仲間と共に助け合うことの素晴らしさを学ぶことができました。私達の中学校生活にはいろいろな出来事がありました。一番印象に残っている事は学校の移転です。初めに聞いた時は、不安で一杯でした。しかし、先生方、保護者の方々の支えにより、無事この校舎に移転し、今までと変わらず勉強や部活動に励むことができました。卒業式にも特別な思いができました。今回の卒業式は、新型ウイルスの影響で予定日から延期になったり、短縮になってしまったりしました。しかし、こうして卒業式を行うことができました。たくさんの先生方のおかげだと思います。本当にありがとうございました。そして、家庭で私達を支えてくれた家族にはたいへん感謝しています。一人で大きくなったと思っていないし、一人で様々な困難を乗り越えたとは思っていません。たくさんの人達に恵まれて今、私達は高校に進みます。一人は離れてしまうけど心は繋がっていると信じています。
私達七名は、夙川中学校で学んだことを大切にし、一人ひとりの個性を生かして高校生活に臨むことをここに誓います。

 

2020年3月18日 卒業生代表 伊藤 南風