教育目標・教育方針
教育目標
- 自分らしさを育む
- 「個性」を伸ばす
- 「得意」を伸ばす
教育方針
- 生徒の個性を最大限に伸ばす
- 生徒の「好き」を大切にする
専門性・人間性・国際性 3つの「生きる力」を身につけ、「なりたい自分」になって「社会と関わっていく」―。3つの「生きる力」
専門性
Specialty
- 基礎学力
- 論理的な思考力
- 独創性
人間性
Humanity
- 倫理観
- 社会性
- 責任感
- 仕事に対する意識の高さ
国際性
Internationality
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション能力
- 実行力
- 異文化理解
「個性」と「得意」を伸ばすための環境を整えています。学びの特色



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授業が終われば自ら学ぶ
放課後、各教科で習熟度に合わせた特別講座を開講しており、生徒は希望する講座を自分で選択して受講することができます。また放課後だけでなく長期の休み中も開講されます。
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基礎から確実に積み上げる
1年次で学力の土台をしっかりと作り、2年次・3年次と学力を積み上げていきます。興味ある分野を伸ばすことで、自ら学ぶ意欲を養います。
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部活動と両立する
計画的に時間を使い、質の高い授業を活用することで、勉強と部活動を両立させて文武両道を実現します。
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新しい入試制度に対応するカリキュラム
大学入試制度改革に対応するために求められる主体性・多様性・協働性を身につけるため、英語力を磨く・キャリア教育・個別指導・受験対策などを行います。
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英語力を磨く
読む力・書く力だけでなく、聞く力・話す力が身につくようにします。また、ネイティブ教員による英会話授業、エンパワーメントプログラムなどの国際交流を通して英語で表現する力を身につけます。
夙川高等学校の教育
TBM教育
真の目的は「創造性を育む」こと
金曜日の1限に、「PMTMの時間」があります。「目標を達成するために何をすべきか」を書き出すのがPM(プロジェクトマネジメント)、そして「それをいつするのか」をスケジュールに落とし込むのがTM(タイムマネジメント)です。
TBM(To Be Myself)シートの活用でさらに中身のあるものに
TBMシートでは新学期を迎えるたびに将来の夢や長期的なテーマについて考え、シートに書いていきます。「なりたい自分」をイメージしておくことで日々の取り組みがさらに中身の濃いものになります。

PMTMを使うことで偏らない学習プランができます。
TBM・xyzT・PQRSノート
- TBMシート
「なりたい自分」を書き出す - xyzTシート
自分の心と向き合って、
自分の考えを確かめる - PQRSシート
自分と周囲との関わりを考え、どのように行動するのかを考える

PM(プロジェクトマネジメント)ノート
- 大きな目標
(なりたい自分・進路目標)
小さな目標
(1年,学期,月,週)を決める - 目標達成のためにするべきことを決める
(具体的学習・部活動・趣味等)

TM(タイムマネジメント)ノート
- 「する」と決めたことをいつするかを決める
(スケジュール管理) - 過ごした時間を分析し、
生活に改善を加える

ICT教育
情報社会に必要なリテラシーとモラルの向上を図る
校内に、Wi-Fi環境を完備しています。一人1台の「制パソコン・制携帯(スマートフォン)」を配付し、危険性やルールを指導します。授業や課題などで積極的に活用し、情報リテラシーの向上を図っています。オンライン授業にもスムーズに対応できます。
制パソコン・制携帯(スマートフォン)
生徒一人につき1台のパソコン、スマートフォンを配付しています。使用を禁じるのではなく、危険性やモラルを学んで積極的に使いこなすことを目的としています。授業で使うだけでなく、生徒同士の連絡、授業連絡や緊急時の連絡など生徒と教員間の連絡にも活用しています。

国際理解教育
違いを違いとして受け入れる

高校1年生の希望者を対象に、短期留学・エンパワーメントプログラムがあります。国際社会では、人との関係に垣根を作らず、コミュニケーションをとることが重要です。異文化に接する時に、違いをあるがままに受け入れる寛容性を育みます。異文化に対する心理的ハードルを下げるオープンマインドで異文化交流に臨みます。
エンパワーメントプログラム高1希望者対象

本校を会場とし、春・夏に実施します。英語漬けの5日間です。
世界有数の大学に通う学生たちとディスカッションやプレゼンテーションを英語で行います。1週間のホームステイを受け入れると、家族ぐるみで国際交流ができます。
カナダ短期留学高1希望者対象

夏に16日間の日程で実施します。
ブリティッシュ・コロンビア大学の学生寮に滞在し、語学研修を行います。現地の大学生との交流を通じ、多民族国家であるカナダの文化を理解することができます。
イギリス短期留学高1希望者対象

春に16日間の日程で実施します。
大学の学生寮に約2週間滞在し、語学研修を行います。現地の大学生と共に生活し、様々なアクティビティを通してイギリス文化に対する理解を深め、国際的な視野を広げます。
LCT(リーダーシップ)教育
集団の中で「自分の役割」を考え、行動する力を養う
学校行事やクラス活動を通じ、リーダーシップやチームワークを考える機会を設けています。生徒自らがリーダーシップを発揮し、協力して一つのものを創り上げることで、社会生活におけるコミュニケーション能力を育成します。

BNIT教育
演習を通じて、メディアリテラシーを養成する
BNITとは、Books・Newspapers・Internet・Televisionの頭文字を組み合わせたもので、情報検索の方法を学び、問題解決能力、メディアリテラシーなどを養う授業です。個人研究や大学生活でも活かせる論文執筆の基礎力も身につけられます。

環境教育
環境と社会の持続的な関わり方を日常生活から学ぶ
省エネ、省資源、古紙リサイクル、ごみの分別回収の徹底などを行っています。また、年1回全校生徒にアンケートを実施し、環境への意識を高めています。近年はSDGsへの関心を高める活動も実施しています。

キャリア教育
様々な体験を積み重ね、「なりたい自分」を見つける
身近な人への職業インタビューに始まり、国内の大学や研究所、企業を数多く訪問します。様々な進路を実現した卒業生から話を聞く機会もあります。自分の好きな分野や得意分野を見つけ、専門性を高め、進路を実現する力を育成します。

平和教育
「平和」であることの意味と大切さを理解する
平和の重要性を学ぶ目的で、高3で広島を訪問します。現地を訪問する前に、被爆体験伝承者をお招きし、講話をしていただきます。現地訪問では、よりリアルに戦争の悲惨さや平和の尊さを感じるものとなります。

首都探訪
「古の都を知る」ために飛鳥・奈良・京都・大阪へ、「現代の都を知る」ために東京へ研修旅行に
「古の都」飛鳥・奈良・京都・大阪、「現代の都」東京への訪問を通して、日本の都の変遷を理解します。東京では大学・企業・政府機関を訪問することで、自分の進路も考えます。

古都研修
1年生の秋に日本の古都である飛鳥・奈良・京都や大阪を訪れます。時代祭や大阪歴史博物館などの見学を通して「古の都」を深く理解します。班ごとの活動で協働して学ぶ態度が培われます。歴史について新たな発見もあり、改めて日本について考えるきっかけになります。

京都・金閣寺

京都・清水寺

奈良・飛鳥資料館
東京研修
2年生の秋に「現代の都」東京を訪れます。事前準備を行い、生徒が主体性をもって計画を立て、大学や企業を訪問します。世界の中心都市の1つである東京を体感し、「なりたい自分」を考えます。

国会議事堂

東京スカイツリー

江戸東京博物館
その日のうちに完全に理解する授業が基本
授業+確認テスト
その日のうちに徹底理解
授業と確認テストで1コマと考えます。「その日のうちに完全に理解する」を目標とし、放課後には確認テストの結果をもとに、再テストや個別指導を実施します。特別講座は原則希望制です。

インターネット授業配信
学びを止めない双方向授業
感染症の流行時や台風などの気象警報によって登校できない場合でも、自宅と学校をインターネットでリアルタイムに結び、様々なツールを活用しながら学びを継続できます。時間割に沿っていつも通りの学校生活、各教科の授業を行います。授業は座学だけでなく、体育や音楽など実技も実施します。

全員参加の[特別授業]
夏期・冬期・春期に実施
各学期末や長期休暇期間を利用した特別授業を展開します。学年の実情に応じた特別なプログラムのもと、演習と確認を通して既習内容の確実な定着を目指します。

主体的な学びを大切にする授業が終われば自ら学ぶ

特別講座
自らのニーズに合わせて選ぶ
1・2年生では、英語・数学・国語を中心として、基礎から発展まで様々な段階を網羅した特別講座を放課後や長期休暇を利用して開講します。3年生になると、大学受験に向けたより実践的な講座が開講されます。生徒は自身の状況に応じて自由に講座を選択することができます。受講料は必要ありません。
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Basic(基礎)指名・希望選択
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Standard(標準)希望選択
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Advanced(発展)希望選択
自ら決める放課後
多様な授業後の過ごし方
個別指導、特別講座を受ける人、部活動に参加する人など授業後の過ごし方は、一人ひとり異なります。

2022年度 特別講座の一例

9時学
夜9時まで自習が可能
集中して学習したい生徒のために、午後9時まで自習室を開放しています。

生徒一人ひとりの得意を伸ばす徹底した個別指導

1対1の個別指導
徹底した個別指導で築かれる生徒と教員の信頼関係
夙川高校の最大の特徴は手厚い個別指導です。一人ひとりの課題を1対1で解決し、生徒のやる気を引き出す個別指導こそが生徒個々の真の成長につながるものであると確信しています。
豊富なデータを誇る進路指導室
必要な時に必要な情報を
進路指導室では、全国の大学情報や過去の入試問題、さらに卒業生の入試レポートなど豊富な資料を収集し、生徒や保護者への提供を的確に行います。

少人数指導
生徒一人ひとりの質問に応える
同様の疑問を持つ生徒たちに解説をするなど、状況に応じて少人数指導を行います。授業・特別講座や個別指導に加えて、生徒たちにとって非常に有意義な機会となっています。
個別成績管理
生徒の学力を分析する
生徒一人ひとりの成績ファイルを作成し、定期考査や模試結果などの成績を3年間を通じて管理・分析しています。学級担任・教科担当・進路指導部が三位一体となり、データに基づいた具体的な進路指導を実現します。
やる気を引き出す丁寧な指導で可能性を最大限に伸ばす大学新入試制度への対応
大学入試制度改革のポイント

須磨学園の取り組み


英語学習の取り組み
プラクティカルな英語学習
大学入試だけではなく、4技能(話す・聞く・読む・書く)を中心としたプラクティカルな英語を習得します。

飛び立て!未来のScientists!講座
実験を題材にデータを分析、検証
実験をもとに、そのデータ・情報を読み取り、仮説を立てる・検証・考察する力の向上を目指します。「基礎的実験技術の習得」「実験ノートの作成」「実験考察の仕方」も重要なカリキュラムと位置づけています。
個人研究(「傑作展」)
好きなことをとことん追究する
生徒一人ひとりが興味あるテーマを見つけて研究し、最終的に論文や作品にまとめ、文化祭で展示します。研究の中には校外で受賞するほど精度の高いものもあります。この研究が進路決定のきっかけになったり、大学入試合格につながったりしている生徒もいます。
論理国語講座
研究・論文について理解し、論理的な表現力を養う
問いや仮説の立て方、研究手法など研究の基本についての学習から始まり、引 レシテーションコンテスト用の仕方、参考文献の書き方など、レポート・論文執筆のスタイルを習得します。また総合型選抜入試などに対応するため、小論文、志望理由書の書き方、ディベートのスタイルを実践指導します。
グローバルに活躍する人を育てる英語力を磨く


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Phonetics(フォネティクス)
発音体系を身につけるために必要な「音から始める、耳を鍛える教育」です。英語が自然に口から出るように訓練します。発音記号の理解が重要です。正しい発音の仕方(舌の位置・動かし方、口の動きなど)を習得するためのプラクティス、上達するためのエクササイズを繰り返します。
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資格・検定試験
大学新入試制度の下で、リスニングの比重が高まるとともに、資格・検定試験を利用した入試が増えています。本校ではGTEC、実用英語技能検定などを活用しながら、新入試に対応できる力を身につけます。
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Phonics(フォニックス)
英単語のつづりと音の関係性を学びます。アルファベットの正しい発音の仕方から学び始めることで、音を聞き、知らない単語でも聞いた単語のつづりを連想できるようになります。発音の向上だけでなく、単語のスムーズな習得にもつながります。
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レシテーションコンテスト
高校1・2年生が全員参加し、英語科教員などが審査をする校内英語暗唱コンテストです。課題英文を暗唱し、暗唱の正確さだけでなく、発音、抑揚、ジェスチャーなど総合的に審査されます。
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CLIL(クリル)
Content and Language Integrated Learning
他の教科と英語の語学学習を統合したアプローチです。教科内容を題材に英語の4技能を高め、生徒たちの発信能力を向上させるなど、英語教育の質的向上を目指します。
Teachers’ Voice

数学科土屋 博文
数学を楽しみ、感じ、発見しよう
数学は人類が築き上げた文化の一つです。そして現代社会は数学抜きでは成り立ちません。数や数式、図形のもつ様々な性質を考え、その素晴らしい文化を夙川高等学校で楽しく、そして深く味わってもらいたいと考えています。近づき難いように感じる数学ですが、実は身近なところにたくさん数学が潜んでいます。コンピュータだけではありません。意外なところにたくさん数学があります。新たな発見を夙川高等学校で体験しましょう。

理科長谷川 慎
経験と感動が学びのエネルギー
みなさん、理科は好きですか?理科の基本は、不思議を見つけ、自分で確かめてみること。知識を身につけることも大切ですが、それだけではなく、実験をしてみたり、模型を作ってみたりと、手と頭の両方を使って自然のしくみを考えていくことが大切です。自分でやってみて、納得ができると、感動が生まれます。感動は学びのエネルギー源です。たくさんの初体験を準備して、一緒に楽しい時間が過ごせることを楽しみにしています。

英語科手島 由理華
英語をツールとして学ぼう
英語に限らず、言語はコミュニケーションツールです。語彙力や文法事項はそのための基盤として大切ですが、ツールであることを忘れてはいけないと考えます。新大学入試制度でもそのことが強調される形になっています。エンパワーメントプログラムや短期留学など、夙川高等学校ではツールとして英語を使う機会が多くあります。ぜひ、積極的な姿勢で英語を学び、英語を通して価値観を広げ、さまざまなことに挑戦していきましょう。

英語科中西 和宏
英語を学び、未来への第一歩を
言語を学ぶ上で大切なことは、単語や文法事項の把握はもちろんのこと、それらをコミュニケーションツールとしてアウトプットしていくことだと考えます。夙川では英語を英語で理解し、アウトプットするための機会が多く用意されています。大学入試改革で問われる4技能の習得のためには、言葉としての英語を理解することが大切です。「Learning for tomorrow 明日への学び」は未来への第一歩です。英語を学び未来への一歩を踏み出しましょう。