おはようございます。
 2学期の終業式を迎えました。長い学期で、皆さんは多くの行事と学習に取り組み、実りがあったのではと思います。K3学年の皆さんにとっては、進路が確定し実りがあった人がいる一方で、これから受験のために追い込みを掛ける人もいます。決してあきらめずに、最後まで努力を続けてほしいと願っています。
 さて、今年も残すところあと10日ほどになりました。この1年は皆さんにとってどんな1年でしたか。どのようなことを学んだ年になりましたか。何を身に付けた年になりましたか。 誰もが同じ1年という時間を過ごしたわけですが、学んだことや身に付けたことは、人によって大きく違います。環境や経験が異なりますので、学んだことや身に付けたことはもちろん違うものになります。では、同じ環境や同じ経験をすれば、誰もが同じ量だけ同じものを身に付けることができるかというと、それも違います。どれだけ主体的になって取り組んだかによって異なるからです。  例えば、今日のこの話をどのような気持ちで聞いているか。「話を真剣に聞こう」という意志をもっていれば、この言葉はみなさんの心の中まで届きますし、何も考えずに時間が経つのを待っているだけであれば、記憶に残ることは何もないと思います。同じ経験をしても、心の持ち方で学んだことや身に付けたことは大きく変わります。 来年は、ぜひ何事にも主体的に取り組んで欲しいと思います。それが、みなさんが大きく成長することに繋がると確信するからです。

 最後に、寒い日が続きますが、体調管理に気を付けて、3学期に会えることを楽しみにしております。 では、よい新年をお迎えください。

2019年12月21日 高校校長 淺尾 浩史