やわらかな春の彩りが感じられる今日の良き日に須磨学園夙川高等学校の一員として新たなる一歩を踏み出せることに新入生一同大きな喜びを感じています。  本日は私たちのためにこのような素晴らしい式を挙行していただいたことに、心より感謝申し上げます。この須磨学園夙川高等学校で学ぶ機会に恵まれましたことは、この上ない喜びです。このような環境を用意して下さいましたことに大変、感謝してもしきれぬ思いを抱いております。

 中学校時代に新型コロナウィルスが拡大したことで、これまでのわたしたちの学校生活の日常は、「非」日常となり、対応することを余儀なくされました。大きな声で歌ったり、自由に出歩くこともはばかられ、人があつまることは自粛しなければならなくなりました。そして今まで過ごしてきた日常に感謝できず、何気なく過ごしきた自分の未熟さに気づかされました。

 周りを見渡せば、これまでの日常にはたくさんの「ありがとう」があふれていました。これからの学校生活という日常の中で、私たちは周囲の仲間たちと互いにそれぞれの秘めた才能や個性を引き出し、認め高め合い、広い視野と豊かな心を持って、感謝の言葉であふれた学校生活を送ることをここに誓います。

 令和4年4月9日  入学生代表 古瀬 友陽