おはようございます。3月18日の終業式から3週間が過ぎました。みなさんの元気な顔をみることができて大変うれしく思います。この3週間の春休みはどうでしたか? ここからはみなさんの表情を見ることはできませんが、きっと有意義なものであったと思います。

 さて、2023年度が始まります。2023年度は「対話とあいさつ」をテーマにしたいと考えました。なぜそのように考えたのか、経緯を話します。

 新型コロナウィルスの感染拡大から3年が過ぎました。私たちはオンラインでの生活を余儀なくされました。社会ではリモートワーク、学校もオンライン授業を行い、今では「オンライン」は当たり前の時代になりました。「オンライン」での生活は良い面もたくさんありますが、人と人との関わり、特に「対話」という部分では難しい一面もあります。オンラインでも対話は可能ですが、伝わらないこともたくさんあったことを皆さんも経験しているでしょう。
 今日新しいクラスが発表になりました。明日は新入生が入学してきます。新たな出会いがあります。そこで新たな人間関係を構築するには「あいさつと対話」です。「親しき中にも礼儀あり」という言葉もあります。親しい友人であってもきちんとあいさつをしましょう。「おはよう」「ありがとう」など、少しだけ意識して取り組んでください。そしてしっかり「対話」をしてください。そうすることによってお互いを尊重する気持ちも培われ、人間関係がより円滑になります。

「コロナ」という時代がまた一歩進みます。どんな時代になるかわかりませんが、私たち「夙川」の一員は校内でも校外でもきちんとあいさつし、対話を通して人と人との関わりを深めていきましょう。

それでは2023年度のみなさんの活躍を期待します。

2023年4月7日 高校校長 土屋 博文