11月23日(日)より、J2(中2)学年のアジア研修旅行が始まりました。実際にアジア各国を訪れることで、自らがアジアの一員であることを実感することが大きな目的です。加えて、現地校との交流を通して異文化への心理的ハードルを下げ、より広い国際的視野を育む貴重な機会となります。
朝の送迎バスは6時集合。暗い中を出発しました。関西国際空港に到着後、生徒リーダーの司会で出発式を行い、理事長より研修に臨む心構えについて話がありました。
いよいよチェックインから手荷物検査、出国審査へと進みます。初海外で緊張した表情の生徒もいる中、教員が要所で声をかけながら誘導し、全員無事に搭乗口へ向かいました。
ホーチミンに到着し、戦争証跡博物館へ。凄惨な展示にも真剣に向き合い、しおりにメモを取る生徒の姿も。学びを未来へつなぐ時間となりました。
翌朝、生徒たちは朝食会場で健康チェックとパスポート、鍵の確認を受けます。毎朝の体調管理を徹底し、一人ひとりが安心して過ごせる研修体制を整えています。
この日は学校交流です。交流校に到着した生徒たちを迎え、ベトナムの生徒による壮大な演舞のオープニングセレモニーが行われます。生徒たちは息をのんで見入っていました。
いよいよ夙川の発表です。司会の二人が「Xin chào!」と元気にあいさつすると、ベトナムの生徒も応えてくれました。彼女たちの進行でプレゼンが進みます。
こちらのグループは日本の文化を英語で紹介し、こまやけん玉をスクリーンで実演。こまが回ると歓声が上がり、緊張の中やり切った表情が輝きました。
学校でのステージ発表後、現地の動植物園でグループ交流会を実施しました。ベトナムの生徒たちが夙川の生徒を案内してくれ、園内を巡りながら交流を深めました。
グループ交流では、旗奪いゲームや工芸体験、伝統衣装試着、語学体験など多彩な活動も実施。生徒たちはベトナムの文化に触れ、楽しい時間を過ごしました。
昼食後は、バスでクチトンネルへ。防空壕として掘られた内部を見学し、生徒たちは蒸し暑さや低い姿勢の大変さに驚き、当時の厳しい状況を肌で感じていました。