10月30日(木)から2泊3日で、J1(中1)学年は長崎平和・九州歴史探訪へ出発しました。初日は大刀洗平和記念館や吉野ケ里遺跡を訪れ、平和の尊さと歴史の重みを体感。2・3日目には各地の資料館や遺跡、歴史的建造物を巡り、学びを深めました。旅を通して、日本の歩みや世界とのつながりについて考える貴重な機会となりました。
出発式では、生徒の司会で進行し、教員からの諸注意や生徒代表の挨拶が行われました。理事長も駆けつけ、温かい励ましの言葉をいただきました。
約2時間の新幹線移動を経て博多駅に到着。昼食は「博多麺街道」で本場のラーメンを堪能しました。行列の先に待つ一杯に、生徒たちの笑顔があふれました。
昼食後は大刀洗平和記念館を訪問しました。講話や映像、語りを通して特攻隊員の思いに触れ、生徒たちは命の尊さと平和の大切さを深く感じていました。
館内では実物の戦闘機や当時の資料を見学し、生徒たちは戦争の現実を身近に感じていました。真剣にメモを取りながら見学する姿も見られ、平和への思いを一層深めていました。
その後、バスで吉野ケ里遺跡へ向かい、ガイドの案内後に班別で見学。復元建物を巡りながら弥生時代の暮らしを想像し、声をかけ合う姿から班のまとまりも感じられました。
研修旅行中は学習活動もあります。夕食後には1日の学びを振り返るワークに取り組み、生徒たちは感じたことや学んだことを丁寧に記していました。
2日目は爆心地公園で黙とうを捧げ、平和を誓いました。その後、ガイドの案内で碑巡りを行い、浦上天主堂や防空壕などを巡って、戦争と復興の歴史に触れました。
午後は原爆資料館を訪れ、被爆者・計屋道夫さんの講話に耳を傾けました。原爆の悲惨さを学び、平和への願いを込めて千羽鶴を奉納しました。
最終日は九州国立博物館を訪れ、土器や石器を見学しました。日本文化の成り立ちをアジアの歴史から学び、生徒たちは展示に興味深く見入っていました。
昼食後は菅原道真公ゆかりの太宰府天満宮を自由に散策しました。太鼓橋や桜門を眺め、参拝やおみくじを楽しみながら、歴史と自然の美しさを感じていました。