皆さん、新年あけましておめでとうございます。 新しい年を迎え、こうして3学期の始業式を行うことができることを大変うれしく思います。久しぶりに皆さんの元気な姿を見ることができ、学校にまた活気が戻ってきました。
みなさんは年末年始をどのように過ごしたのでしょうか。家族とゆっくり過ごした人(感謝を伝えることができましたか?)、自分自身と向き合いながら新年の目標を立てた人、そして自分の得意や好きなことに向き合った人もいるでしょう。そうした時間を経て、今日から3学期が始まります。
3学期は1年の中で最も短い学期ですが、次の学年へとつながる、とても大切な学期です。その理由をここまでを振り返りながらお話ししたいと思います。ここまで、皆さん一人ひとりが行事や日々の学校生活の中で、着実に成長してきた姿を私は見てきました。体育祭や研修旅行だけでなく、日常の授業や委員会活動、友人との関わりの中にもその成長は確かに表れていたと思います。一人ひとりの努力が積み重なり、夙川全体の落ち着きと温かさにつながっていることを3学期の始まりにあらためて感じています。こうして2学期までに培ってきた力や姿勢を次の学年へと確実につなげていくための学期であるからこそ、3学期はとても大切なのです。
さて、3学期は中学入試や高校入試の実施により、休日が多くなる学期でもあります。登校日が少なくなると生活のリズムが乱れやすくなったり、時間の使い方が難しくなったりすることもあるでしょう。だからこそこの学期は「計画を立てて生活すること」、つまり「PMTMの活用」を強く意識してください。一週間や一日をどのように過ごすのかを自分で考え、学習、休養、好きなことの時間をバランスよく配置することが限られた時間を生かす力につながります。計画通りにいかないことがあっても構いません。必要なのは、自分で考え、振り返り、必要に応じて修正していくことです。こうした姿勢は夙川の学びの土台となるものです。
これまでも繰り返し言ってきましたが、夙川が大切にしているのは「得意を伸ばす」「好きを伸ばす」学びです。2学期までに積み重ねてきた挑戦や努力があるからこそ、3学期はその成果が少しずつ形となって表れる時期でもあります。思うようにいったこともあれば、まだ課題が残っていると感じることもあるでしょう。しかし、結果だけで自分を評価する必要はありません。これまで皆さんが積み重ねてきた努力の一つひとつが今の皆さんを支えています。どうか自分自身の歩みを正しく認め、自信につなげてください。
この学期にもう一つ心がけてほしいことがあります。それは、「ていねいに仕上げる」ということです。授業への取り組み、課題の提出、友人との関わり、身の回りの整理整頓等、一つひとつを雑に終わらせず、最後までていねいに向き合うことが次の学年への確かな土台になります。休日が多いからこそ日々の生活を自分で管理していねいに積み重ねていきましょう。
最後に高校3年生の皆さん。いよいよ入試本番の時期を迎えました。共通テストまであと11日です。まずは健康管理が第一です。当日をベストコンディションで迎えることができるよう、健康管理をしっかり行ってください。みなさんは、悩み、迷いながらも、一歩ずつ進んできました。問題を解けば間違えるので不安を感じるのは当然です。しかし、その不安は本気で勉強してきた証でもあります。これまで培ってきた「得意」と、自分自身を信じ、最後まで粘り強く挑戦してください。私たち教職員は最後まで皆さんを支え続けます。
3学期は今年度のまとめの学期です。一日一日を大切に過ごし、この一年を自分なりに納得のいく形で締めくくってください。その先には必ず次の成長につながる道が待っています。 2026年が皆さん一人ひとりにとって実り多い一年となることを願っています。ともによいスタートを切りましょう。
2026年1月6日 高校校長 土屋 博文