肌寒い風が吹きつつも、暖かい日差しが私たちを照らす、今日この日、私たち卒業生のためにこのように厳かで、晴れやかな卒業式を挙行していただき、心より感謝いたします。これからの未来に対して、期待や不安が入り混じる中、こうして無事旅立ちの日をK3学年21名迎えることができました。

 緑屋根のこの校舎で過ごした3年間は私たちにとってかけがえのないものとなりました。思い出せば、3年前この講堂で行われた入学式で、初めてこの学年と出会いました。私たちK学年にとっては、周りの人全員が初対面であり、期待もあり、不安もある状態でした。教室は静まり返っており、皆、机を眺めるか本を読むかをしていました。ですがスプリングキャンプなどの行事を経ていく中で教室にも話し声が聞こえてくるようになりました。古都研修の頃になると教室はうるさいくらいに、話し声が聞こえてくるようになりました。

 2年生では私達のクラスだけ2号館や4号館で暮らすという生活になりました。この生活は私たちにはVにはない、Kにしかない思い出を与えてくれました。3年生では最後の文化祭、体育祭を経験しました。文化祭で私たちは飲食をしました。私たちもその時には文化祭をするのは、3回目です。接客や時間配分を上手くできてたはずです。体育祭では、クラスの中の多くの人が先頭に立ち後輩を、引っ張る姿が目立っていました。体育祭が終わった後私たちは本格的に受験勉強に挑みはじめました。

 沢山の先生にお世話になりました。国語の池田先生、岸本先生、中田先生、西田先生、数学の森川先生、後藤先生、池田先生、中川先生、英語の早川先生、中西先生、大西先生、物理の林先生、化学の近澤先生、生物の大西先生、生物基礎の井上先生、地理の久田先生、日本史の仁木先生、政治経済の福島先生、情報の川合先生、家庭科の西村先生、体育科の榮山先生、所﨑先生、音楽の平田先生。僕たちの楽しい学校生活や受験への道の中にはいつも先生方の姿がありました。先生方、僕たちはきっと、素直になれないことも多い、手のかかる21人だったと思います。ですが、先生方は僕たちに対して熱心に、そして親身になってくれました。先生方に、厳しく言われることもありました。

 大丈夫です。私たちはわかってます。先生方は、僕たちのことが大好きだということを。本当に感謝しています。ありがとうございました。先生方、私たちは、初めて出会った時よりも、成長できましたでしょうか。

 また私事ではございますが、広報部の入江先生、森口先生。YouTube甲子園では本当にお世話になりました。先生方がいなければ、銀賞、全国2位という結果を絶対に得ることができませんでした。先生方は僕たちにYouTube甲子園という存在を教えて頂き、YouTube甲子園に参加するきっかけをくれました。提出最終日には夜9時まで一緒に残ってYouTube甲子園を駆け抜けてくれました。夜11時過ぎまで続いたTeamsでの修正メッセージの嵐は今でも忘れられません。本当にありがとうございました。

 また、名前が出るとは思っても居なかったであろう平田先生。先生のお陰で部活が楽しいと感じることが何度もありました。先生の独特な、ではなく、音楽性溢れる指揮はいつまで経っても僕の中で残ってます。本当にありがとうございます。

 そして理事長先生。理事長先生は、僕たちと時々すれ違う時ニコッと微笑みながら挨拶を返してくれました。私たちは、それだけで救われました。ありがとうございます。

 学園長先生。学園長先生は、本当にお話がお上手でした。学園長講話や芸術鑑賞会での学園長挨拶はいつも聞き入ってしまっていました。楽しかったです。

 土屋校長先生。研修旅行の時いつも送り出して頂きました。その度僕たちは、身の引き締まるような思いになり、初心を忘れず研修旅行を何事もなく終わらすことができました。本当にありがとうございました。

 家族の皆。僕は何も口出しさせないという勢いでやりたいことばかりやって来ました。僕のわがままに対して、思うことは沢山あったと思うけど、口には出さないでいてくれてありがとう。これからもやりたいことをやっていきます。見ていてください。これからも、厄介になります。

 在校生の皆さん。先程は素晴らしい祝辞をありがとうございました。頼りある先輩もいれば、頼りない先輩もいるような学年でしたが、皆さんの道標となることはできましたか。これからの、学校生活は皆さんが先頭です。もううるさい先輩はいません。これから皆さんがこの学校を導いて行くのです。大丈夫。僕たちにもある程度はできましたし、周りには何事も全力で取り組んでくれる先生方がいます。これからも高校生活他の楽しんでください。

 K3のみんな。楽しかったです。もう健康坂を登るのも、今日が最後かもしれません。ですが、これまで健康坂を登り、作ってきた思い出は今日までも、今日からも残っていきます。何故か毎回友達からTM用紙を貰うクラスメート、親に渡すプリントを何故か2回貰うクラスメート、ビルのように教材達が積み上がった席に居座るクラスメート、しょうもないけど一生モノです。体育祭や、文化祭大きな行事で例え大きな壁にぶつかってもこのクラスだから、乗り越えてきました。文化祭の店番のシフト揉めましたね。これは3年間の恒例行事でしたが、最後は、いつも笑顔でした。
 体育祭応援団揉めてましたね。でも、最後はやり切る姿を見た僕は、観客席からですが心を熱くされました。みんなと作ったこれらの思い出は、全てを言い表すことができません。それぞれの心の中に、大事に残しておきましょう。

 明日からは、それぞれが違う坂道を登ることになります。新しいコミュニティ、新しい人たちと出会う事になるでしょう。ですがその時、もし道に迷い、立ち止まりそうになった時は、この校舎で作ってきた思い出を思い出してください。緑屋根の下で、しょうもないことばかりしてきたような僕たち全員が、世界のどこかで必ずあなたを応援しています。

 この21人で過ごした3年間は、僕の人生で一番誇れる宝物です。次いつこの全員で会えるか分かりません。でも絶対また会えます。本当にありがとう。

 私たちは、今後国語、数学、英語、理科、社会だけが出来るだけでは、生きていくことのできない社会に挑んでいきます。ですが、夙川で教えられたのはそれだけではありません。目標を立て、達成のために計画を立て取り組むことの大切さ。どんな状況でも取り組みを続けることの大切さ。人の温かさ。感謝の心を持つこと。

 ありがとう夙川。

 この3年間で数え切れないことを学んできた私たちなら大丈夫です。今後もたくましく生きていけます。

 最後になりましたが、夙川中学校・高等学校のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。

2026年3月1日 K3学年 卒業生代表