V2学年を代表いたしましてご挨拶申し上げます。保護者の皆様、本日はご子息・ご息女のご卒業おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。6年間、本校の教育方針と学年運営にご理解とご支援を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

 卒業生の皆さん。6年間の夙川生活はいかがでしたか。私にとってこの6年間は本当に濃密な時間でした。J1当時はコロナの真っ只中で、みなさんは入学早々登校できない状況でした。そのため、私の初めての学年業務は君たちの教科書を配送する為の梱包作業でした。あれから6年間、瞬く間に過ぎていきました。コロナの影響で一番開催が難しかったのは研修旅行でした。特に海外研修は大変でしたが、本来より一年遅れではあったけど、皆さんをアジア・アメリカ・ヨーロッパと連れて行くことができて本当に良かったと思います。他ではできない経験でしたし、その経験は必ず今後の人生の重要な糧になると確信しています。

 2期生を指導するにあたって、学年として一点力を入れていたことがあります。それは生徒が主体的に動けるようになることです。普段の生活において、自分たちで自分たちの行動を顧みる。行事において、自分たちで計画を立てて行動する。なかなか難しいことなのですが、皆、頑張って実践しようとしてくれましたし、できるように成長したと思います。実際、短期留学から帰ってきた生徒が、「私ら他校の生徒より自律した行動ができてる!」と報告してくれました。主体性はこれからの人生を自分で切り開くために必要な力です。これから存分に発揮して下さい。一つだけ、先生から皆さんにお願いしたいのはその主体性を今月はこれまで見守ってくれていた保護者への恩返しに発揮してほしいです。下宿する人は特にですが、高校を卒業すると親御さんと一緒に過ごす時間はどんどん減ります。このひと月だけは、これまで皆さんを支えてくれた人々の為に行動してほしいと思います。

 ここからは各々が新しいステージで努力するのでしょう。次は社会に出て活躍する為の準備の場となります。まだまだ多くの困難があなた方の前に立ちふさがるでしょうが、同時に多くの喜びもかみしめることができる充実した人生がこの先に待っています。常に前向きに、周囲には思いやりをもって、主体的に行動すれば、おのずと道は開けます。この6年間は過ぎ去った今となっては一瞬だったかもしれませんが、間違いなく君たちの血肉となってこれからの人生の下地として存在しています。その一助になれたことを私たちは誇りに思います。6年間、ついてきてくれてありがとう。これからの君たちの活躍をいつまでも見守っています。

2026年3月1日 V2学年 学年部長