皆さん、おはようございます。今日から2学期が始まります。夏休みはどうだったでしょうか。勉強や部活動に力を入れた人、家族と過ごした人、さまざまな経験をした人、それぞれ違った夏休みだったと思います。1学期の終業式で、皆さんには、自分の行動を振り返り、「なぜうまくできたのか」「なぜ続けることができなかったのか」「次は何を変えればよいのか」を考えてほしいと話しました。今日は夏休みを振り返るだけではなく、そこから一歩進んで「2学期に何をするのか」を考えてほしいと思います。

 2学期は1年間の中でも長く、さまざまなことに取り組むことのできる学期です。体育祭や研修旅行などの学校行事もあります。勉強でも1学期に身につけたことを土台にして、さらに内容が深まっていきます。そして2学期はこれまで取り組んできたことの成果が少しずつ形になって表れてくる学期でもあります。しかし成果は突然表れるものではありません。毎日の授業を丁寧に受ける。分からなかったことをそのままにしない。決めたことを続ける。時間を大切に使う。こうした小さな行動の積み重ねが数か月後には大きな違いになります。

 1学期の始業式で「行動し、振り返り、修正し、また行動する。この繰り返しが自分を成長させる」という話をしました。2学期も同じです。計画どおりにいかなかったからといってそこで終わりではありません。うまくいかなければ修正すればよい。遅れてしまったら、もう一度始めればよい。PM・TMも書くことが目的ではありません。自分が何をするのかを明確にし、自分の時間を自分で管理し実際の行動につなげるために活用してください。

 そして夙川が大切にしている「好きを伸ばす、得意を伸ばす」ということも忘れないでください。夏休みの間に「もっとやってみたい」「もっと知りたい」と感じたことはなかったでしょうか。勉強でも、スポーツでも、音楽でも、美術でも、何でも構いません。自分が興味をもったことにもう一歩深く取り組む。少し難しいことに挑戦する。その積み重ねが皆さん自身の強みになっていきます。

 また2学期には多くの学校行事があります。学校行事では自分の役割を果たすことはもちろんですが周囲を見ることも意識してください。困っている人がいれば声をかける。仲間を応援する。相手の考えにも耳を傾ける。一人ひとりのこうした行動が、クラスや学年、そして学校全体の雰囲気をつくります。自分のことだけではなく周囲の人のことも考えて行動できる2学期にしてください。

 高校3年生の皆さん。この夏休み、本当によく頑張ったと思います。これから模擬試験や入試が続き、結果を目にする機会も増えていきます。思うような結果が出ることもあればそうでないこともあるでしょう。しかし一回一回の結果だけで自分の努力を判断しないでください。「何ができているのか」「何が足りないのか」「次に何をするのか」それを考え、また行動する。周囲と比べて焦る必要はありません。自分がやるべきことを一つひとつ積み重ねてください。「あわてず、あせらず、あきらめず」です。先生方は最後まで皆さんを支えます。仲間と励まし合いながら自分の目標に向かって進んでください。高校3年生の皆さんの頑張りを心から応援しています。

 最後に、2学期は皆さん一人ひとりにとって大切な学期です。長い学期だからこそ一日一日の行動が大きな差になります。夏休みを終えた今日、新しいスタートの日にしてください。自分の目標をもう一度確認し必要であれば修正し、今日から行動する。皆さん一人ひとりが自分の好きなこと、得意なことをさらに伸ばし、それぞれの目標に向かって成長する2学期になることを期待しています。

2026年9月1日 高校校長 土屋 博文