第49期生美術科卒業制作展 最優秀賞作品のご紹介

高等学校

美術科第49期生卒業制作展が西宮市立市民ギャラリーにて開催されています。

卒業制作展が下記の通り実施されています。

開催期間:2018年1月30日(火)~2月4日(日)
開催時間:AM10:00~PM5:00 (最終日PM3:30まで)
開催場所:西宮市立市民ギャラリー


今回は、最優秀賞となった作品と生徒のコメントをご紹介します。

<絵画(油画)>Let it be


【コメント】
この船の船長、操縦士は私です。児童で船体(身体)をつくり、中学で船の操縦(学び)を覚え、旅立つ準備をします。中学を終え、船が立ち、高校生活は、その船を操縦しながら地図を広げ、何処へ目指すか考えます。船のデザインは、私の制靴(右)です。はじめての革靴(制靴)を履いた時の、ワクワク感は今でも覚えています。今ではちょっと窮屈で、踵がすり減ってしまいましたし、きっともう履くことがなくなると思います。いろんな思い入れがある物なので、靴を船体にしてみました。船の後ろに積んでいる木は、ミモザという木です。お世話になっている祖父母の家に植えている、ひときわ大きな木を、希望にたとえて描きました。敬愛の意味も込めています。雲は悩みや不安など、「壁」として描きました。船の行く手を阻むように、大きく、分厚いです。実はこの雲は、描くのに結構苦労して、はじめは水のような表現になってしまいました。何度も何度も描き直すうちに、私にとって理想の雲に収まったのです。船体はモノクロです。何故そうしたかというと、まだ色ずくのははやいと思ったからです。大学先は決まったものの、私は何を目指しているのか、定まっているわけではありません。まだまだ悩みを抱えたままなので、モノクロにしました。

 


他にも生徒出展作品が西宮市立市民ギャラリーにございますので、是非とも足を運んでみてください。


 ※お車でお越しの際は、大谷記念美術館駐車場をご利用ください。
たくさんのご来場お待ちしております。