12月1日(月) 神戸国際会館こくさいホールにて、「須磨学園創立103周年記念コンサート」が須磨学園高等学校・中学校と夙川中学校・高等学校の合同で開催されました。今年のテーマは「リズムと踊りの世界～音楽で巡る舞曲の旅～」。舞曲の魅力である、身体と心を弾ませるリズムとメロディを存分に味わうことができました。
指揮：粟辻 聡さん 演奏：兵庫芸術文化センター管弦楽団
ソプラノ：熊谷 綾乃さん メゾソプラノ：馬場 菜穂子さん テノール：諏訪部 匡司さん
舞踊：若林 絵美さん 舞踊：上木 翔太さん
司会：吉岡 江利子さん
【プログラム】
「リズムと踊りの世界」をテーマに、世界各地で生まれた舞曲を通して、多様なリズムや文化、情緒に触れる2部構成です。パンフレットの解説を読みながら、生徒たちは開演を待ちます。
第1部では、ヨハン・シュトラウスⅡ世の「美しく青きドナウ」と「芸術家の生涯」で幕を開けました。社交ダンスも披露され、華やかな「リズムと踊りの世界」が広がりました。
ビゼー作曲、歌劇「カルメン」より「ハバネラ」では、オーケストラの演奏にメゾソプラノ歌手の独唱が加わり、ラテンの旋律が会場を魅了しました。
休憩を挟んで、第2部ではバーンスタイン作曲「ウエスト・サイド・ストーリー」より「マンボ」が演奏されました。ラテンリズムとジャズ、クラシックが融合した、まさに「踊る音楽」の極致を堪能しました。
モーリス・ラヴェル作曲「ボレロ」では、徐々に膨らんでいくオーケストラの響きを存分に楽しみました。楽器が一つずつ加わり、クライマックスでは壮大な音のうねりを体感しました。
プログラムの最後を飾ったのは「須磨学園学園歌」です。素晴らしい演奏と歌唱で、会場は大いに盛り上がりました。
アンコールでは須磨・夙川両校の生徒とともに「須磨学園学園歌」を合唱しました。会場全体が一体となり、温かな雰囲気の中、コンサートは幕を閉じました
今年度は、コンサートにあわせて華道部による作品展示も行われました。バラを中心とした華やかな色彩が、会場の雰囲気を一層引き立てました。
